addiction to you~恋はココから始まる~
「もう、逃げられないぞ」
「死ね!」
姫は思わず目を瞑ってしまった。
だが、痛みがない。
目をゆっくりと開けるとそこにいたのは…
「…レン…ちゃん」
目の前にいたのは、レンだった。
「ボクは…姫を護るって約束したでしょ」
姫の方を向いて微笑むレン。
でも、レンの右目からは血が流れている。
そのせいで、右目が開いていない。
「レンちゃ……右目…」
姫の顔は真っ青だ。
「平気平気」
レンは心配させないように笑った。
「…さっきの餓鬼」
「此処まで来るなんて、死にに来たのか」
「あと、何で場所が判った」
男達は言った。
「姫がいる場所は判るんだよ」
レンは言いました。
「はっ、殺すのが2人になろうと別に差は無い」
男は言いました。