addiction to you~恋はココから始まる~
「それなら、誰にも負けないよ」
彗が自信満々に言った。
「俺だって負けてない!」
言い合いをし始める一同。
その時、ガラッとドアが開かれた。
そこには、沢山の荷物と隣には日向がいた。
「桜。半分持つって言ったじゃん」
少し溜め息交じりで日向が言った。
「平気です」
顔が見えないぐらい沢山荷物を持っていたのは姫。
平気と言いながらも足元はふらふら。
今、まさに荷物の1つが落ちようとした。
「!!」
「あっぶな…」
日向が足で荷物を押さえて、自分が持っていた荷物の上に乗せた。
「ありがとうございます、深栄」
笑顔で姫はお礼を言った。
「別に」
何気にツンデレな日向。