addiction to you~恋はココから始まる~
「緑の初恋はいつなのさ」
ニヤニヤしながら彗は言う。
「俺?俺は……」
少し悩みだす。
そして、見つけ出した。
「12歳の時だな」
「どんな相手なの~」
彗は何所まで知りたいのだろう。
「名前は聞いてないけど、強くて髪が長い同い年の子」
「アバウトだネ」
「仕方ないだろ!それしか知らないんだから」
少し大きな声を出して言った。
「名前も知らない相手じゃね」
ふぅ~っと大きな溜め息をつく彗。
「何だよお前は」
「それで、姫は?」
緑を無視して彗は姫に問いかける。
「自分ですか?自分は…初恋ではないですけど気になった男の子はいましたよ」
その発言に皆は目を見開いた。
「気になる…男の子…」
緑は言う。