addiction to you~恋はココから始まる~
「12歳の時何ですけど、面白い男の子に出会ったんですよ。自分を護る為に体を張ってくれて…でも、負けてたんですけどね」
「負けたのかよ」
「相手は大人ですよ。戦いを挑む方が無茶です」
姫はハッキリ言った。
「けど、この人は強くなるって思いました。正義感があったので、仲間を護る為に強くなると思います」
「仲間を護る為って、緑みたいだネ」
鳳明は笑顔で言った。
「そうですね」
「俺みたい?」
「仲間を護る為なら、何でもするでしょ」
「するけどさ…」
「今頃、どんな人になっているんでしょう」
姫は空を眺めた。
きっとそれは、気になるではなく恋。
姫はその相手に恋をしている。
それが判り、ガッカリする一同。
でも、さらに燃え上がる。
その相手は、此処にはいない。
だから、まだチャンスはある。
諦めを知らない彼等でした。