addiction to you~恋はココから始まる~
「学園祭まで、あと2日か…」
「何か、あっという間だったネ」
ボーっとしている緑達。
「頑張りましょうね」
ニッコリ笑顔で姫は言った。
「勿論」
廊下を歩く音が響いた。
誰かが近付いて来ている。
Dクラスに近付いてくる者は少ない。
先生達は恐怖で近付いてこないから。
生徒以外で近付いてくる人物は1人。
「如何なっていますか?」
ドアに寄りかかりDクラスを見つめる。
「学園長」
「もう完璧なようですね」
「はい」
「面白いものにして下さいね」
爽やかな笑顔で言った。
「いや…面白いは…」
ホストを面白くするのは無理がある。
「何ですか?緑」
「ホストだから、面白いのは…」
「…面白いのにして下さいって言いましたよね」