addiction to you~恋はココから始まる~
背後に黒いオーラは見えた。
笑顔だが、目が笑ってない。
この人はマジだ。
「いや、だって…その」
うろたえる生徒達。
「まぁ、いいですよ。ホストを面白くなんて無理なのは判ってましたから」
「じゃあ、何で…」
緑は溜め息交じりに言った。
「貴方達の反応が気になったので面白かったですよ。あたふたする姿」
ニッコリ微笑んだ。
((((サディストだ!!))))
「えぇ、そうですよ。私はSです」
言葉に出していないのに、思っていた事の返事を返された。
「読心術ぐらい使えるに決まってるじゃないですか」
「決まってないと思いますが」
静かに緑は言った。
「さて、楽しみにしてますよ」
「学園長が楽しめるモノだといいのですが…」
「期待してますよ」
そう言い、サディスティックな笑みをしながら教室を出ていった。
「…頑張ろうな」
「「「「おー…」」」」