addiction to you~恋はココから始まる~
放課後になり、一同は四葉寮に帰った。
ロビーにはDクラスの面々がいた。
「あっvひーちゃんvあのねぇ~、僕のリレーの選手決まったんだよぉ」
凪斗は言いました。
「自分達のクラスも決まりましたよ、頌歌のクラスは如何ですか?」
「決まりましたよ。俺、選手になったんです」
頌歌は言いました。
「足が速いんですね」
姫は静かに言った。
「50m6秒台です」
「新川と同じですね」
「速いんだな、頌歌」
緑はそう言って、頌歌の頭を撫でた。
「あっ…俺を撫でない方が良いですよ」
その言葉を聞いて、首を傾げる一同。
「俺の兄貴達が凄いんです」
地鳴りがした。
「「頌歌ぁぁぁぁぁああああッ!!」」
叫びながらやって来る2人組。
「ウザイ、サン兄ィとケン兄ィ」
頌歌はハッキリ言った。
「しょーちゃんのお兄ちゃんって、燦と繭だったんだぁ~」
凪斗は言いました。