addiction to you~恋はココから始まる~
小さい頃から女の子に迫られて、恐怖を覚えた17歳。
「そうだ。五月知らないか?」
「知らない…ってか、後ろにいんぞ」
緑が女性達を無視して、指差した方向にはメモを取っている者が。
「五月」
「やぁ、団長」
爽やかな挨拶をした″五月″と呼ばれた者も応援団員。
だが、不思議キャラで何を考えているか判らない。
時々、行方不明になったりしてる。
「″やぁ″じゃねー!!今迄、何所にいた」
「…さぁ」
自分でも行動を理解できていない。
「応援の仕事があるって言ったよな。俺」
「あー。ゴメン」
素直に謝る五月。
「次は忘れんなよ」
「イエス マイロード」
突然、膝をついて頭を下げた。
流石、不思議キャラ行動が読めない。
「いや、お前の主人じゃないし」
「それは僕のセリフ」
伊月が本を読むのを止めた。
団長の命令なら何でも訊く伊月は団長の執事。
「もういいや。伊月も怒るなよ」
「御意」
不思議な関係の応援団達。
でも、男前が沢山なのは確か。
ファンクラブやブロマイドだってある。
そんな感じで前半終了。
姫達は学園をウロウロしていた。