addiction to you~恋はココから始まる~


「…貴方達もやりますか?」


自分で作るのだから危険は無いのが判る。


それに、凪斗のように成長等なら死ぬ心配はないだろう。


6人は学園長に招かれて、部屋に入った。



「最初にコレとコレを混ぜて、色が変わったらコレを混ぜれば完成です」

「簡単すぎじゃない?」

「そんなモノですよ」


ニッコリ笑顔で言ってるが、妖しさ100%。


信じて良いのだろうか。


でも、言われるがままに薬を混ぜていく6人。


そして、あっと言う間に完成。


「綺麗な色ですね」


透明な透き通る紫色。


他の皆のは色が違っていた。


「俺のは翡翠だな」


緑のは翡翠、彗は空色、鳳明は赤、小鳥はオレンジ、日向は黄色。


「その人に合った色になるんですよ」


学園長がそれぞれの色を見渡しながら言った。


だから、これは皆の色。


「コレはどんな効果があるんでしょう」

「試してみないと判りませんね」

「…じゃあ、いっせいに飲むぞ」


皆は頷いた。


緑が「せーの」と言うと、皆は一気に薬を飲み干した。


その時、6人の体付きが変わっていった。



< 296 / 367 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop