addiction to you~恋はココから始まる~


6人の姿は全く別人になっていた。


(あれ…何だか、視界が高くなった気がしますし変な感触が…)


姫は辺りを見渡すといつもと視界の高さが高くなっているのに気付いた。


「おや?これは…」


静かに笑みをこぼす学園長。


「何ともないね」

「そうだ…」


緑が彗を見ながら目を見開いた。


そして、彗も目を見開いた。


鳳明と小鳥と日向も同じだ。


緑は自分の胸を触ると、いつもと明らかに違う感触がした。


そして、慌てて下半身に触った。


「…ない」


顔を真っ青にして呟いた。


「この薬は性転換のようですね」


ニッコリ笑いながら告げた。


「早く元に戻してくれよ!」

「元に戻す薬なんてないですよ。自然に戻るのを待つだけです。1時間ぐらいで戻りますから」

「1時間もこの姿…」


暗い4人に対して、明るい2人。


「男性ってこんな感じなんですか」

「僕、マジで可愛くない!?女装なんて目じゃないね」


感心する姫と嬉しそうにキャッキャ喜ぶ彗。




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