addiction to you~恋はココから始まる~
「おや?もう戻ったんですか?」
そこに現れたのは、そんな薬を作らせた張本人。
「学園長…」
「女の子になった貴方達は可愛かったのに…」
少しガッカリしたような言い方。
確かに、女の子になった5人は可愛かった。
あの逞しい姿とは豪い違いだ。
「可愛くないです。…その手」
静かにそう言った後、手の異変に気付いた緑。
右手からは赤いモノが垂れていた。
そして、服にも赤い模様が沢山。
「が…学園長。まさか、それって…」
「何でもありません」
会話が合ってないし、断固として何でもないと言い張るが明らかにそれは…
「それは、血ですよね」
やっと言う事が出来た。
少し悩んでから学園長は口を開いた。
「風紀を乱すのが悪いんですよ」