addiction to you~恋はココから始まる~
グラウンドでは、走っている者達がいた。
「…っしゃ!」
「緑、また速くなった」
鳳明は言いました。
「勝つ気満々だからな」
緑はニッと笑って言った。
「…気に食わない…」
レンは呟いた。
「何がだよ」
「…何で、俺がお前にバトンを渡すんだよ」
レンは言いました。
「仕方ねーだろ、俺の次に速いのがお前なんだから」
「俺はお前が大嫌いだ」
「おっ、気が合うな。俺もだ」
2人の間に火花が散る。
「1つ言うけど、ライバルは緑だけじゃないんから」
日向は静かに言った。
「はぁ!?如何いう意味だよ」
「学園の殆どがライバルって事…まっ、僕だって引く気はないけど」
日向は言いました。