addiction to you~恋はココから始まる~
「借り物競争って…怖いですね」
「桜もやっと、判ったか」
緑は言いました。
次は、彗と日向です。
2人は走り出し、彗は姫の元に日向は緑の元に来た。
「「来て」」
2人に腕を引っ張られ姫と緑は走った。
「日向のお題は…学園の頂点に立つ者、正解ですね。彗のお題は…ほぅ、正直ですね…大切な人ですか…正解です」
学園長は言いました。
「大切な人?」
「だって、姫しか浮かばなかったんだもん」
彗の頬はかすかに赤く染まっていた。
「自分も、彗の事は大切ですよ」
姫は笑顔で言いました。
「大切な仲間ですから」
「…鈍感」
彗は溜め息をついた。
次は、凪斗と煌紅。
煌紅はお題を見て、すぐに霧々の元に来た。
凪斗は彗の元に来た。
「煌紅のお題は見なくても判りますよ、好きな人ですね。凪斗は…クフフ、見事ですね 流石、私が見込んだ子です」
「先輩のお題って何だったの?」
彗は紙を覗き込んだ。
書かれていた事は、「黒い子」
確かに、正解。