addiction to you~恋はココから始まる~


「借り物競争って…怖いですね」

「桜もやっと、判ったか」


緑は言いました。


次は、彗と日向です。


2人は走り出し、彗は姫の元に日向は緑の元に来た。


「「来て」」


2人に腕を引っ張られ姫と緑は走った。


「日向のお題は…学園の頂点に立つ者、正解ですね。彗のお題は…ほぅ、正直ですね…大切な人ですか…正解です」


学園長は言いました。


「大切な人?」

「だって、姫しか浮かばなかったんだもん」


彗の頬はかすかに赤く染まっていた。


「自分も、彗の事は大切ですよ」


姫は笑顔で言いました。


「大切な仲間ですから」

「…鈍感」


彗は溜め息をついた。




次は、凪斗と煌紅。


煌紅はお題を見て、すぐに霧々の元に来た。


凪斗は彗の元に来た。


「煌紅のお題は見なくても判りますよ、好きな人ですね。凪斗は…クフフ、見事ですね 流石、私が見込んだ子です」

「先輩のお題って何だったの?」


彗は紙を覗き込んだ。


書かれていた事は、「黒い子」


確かに、正解。


< 58 / 367 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop