addiction to you~恋はココから始まる~
大体の者が購買なので買ったパンでした。
「桜は?」
緑は訊きました。
「作りましたよ。料理って好きなんですよね」
姫は笑顔で言った。
その眩しい笑顔は反則だ。
誰もがそう思った。
しかも、弁当は凄い豪華だった。
それでいて、美味しそう。
姫はもう食べていた。
「うわっ、美味そう」
緑は呟いた。
「食べますか?」
「いいのか!」
「何が良いですか?」
「んっと…じゃあ、卵焼き」
姫は卵焼きを箸でつかんだ。
「口、開けて下さい」
「えっ///」
そう言われて緑は顔を赤くした。
(だって…それ、桜が使ってたやつ///)
緑はそんな事を考えていた。
「如何したんですか?」
首を傾げる姫。