虹色の想い

彼は私と
目を合わせない。
それでも…
男の子と話せて私は
内心安心していた。

「周!」

そう呼んだ彼は
明るめの茶髪に
耳にはピアス…
最初は怖かった。

「よろしく。」

笑顔で彼は私を
見つめた。

よく喋る彼は芳樹。
私から目を反らさず
話す彼。
その後ろでうつ向いている
周が気になり見るが…
彼が前を向く事は
なかった。

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