私と貴方の一ヶ月





ポンッ

大きな手が私の頭にのる

振り返ると――

草川。私の彼氏

「おっす。おはよ」

「...うん、おはよ」

「どうしたんだよ?元気ねーな」

身長の小さな私の顔を覗きながら言う草川

...仕方ないじゃん!!

草川の顔、まともに見れないんだもん

「保健室...いくか?」

「ううん、行かない!」

.......そうか

陽菜は草川が見えたから、

日誌を取りに行ったんだ

あの大馬鹿野郎...

後で覚えてろぉ!





< 20 / 98 >

この作品をシェア

pagetop