私と貴方の一ヶ月
ふらっ...
目の前が真っ白になる
陽菜が私の名前を叫んでる
――そして私は意識を失った――
次に目を開けたのは保健室だった
先生と陽菜がじっと私を見守ってくれていた
「...先生?」
「気がついたのね。
あなた、本当にこれでいいの?」
「...だって...入院なんて嫌だもん」
そのとき、バァンッ!!
「いってぇ...」
「こらっ!また草川君ね!」
「今日はマヂ怪我だよー
授業ふけにきたわけじゃねぇよ」
「まったくもぅ...
今は病人がいるから静かにしてよね」