王子と姫
「よくお前ここにいるよな。」
「ぅん♪だって、一番のお気に入りの場所だもん♪」
「ふーん…。」
私は、しゃがみこんで近くにある花を見ていた。
会話がない。
ただただ時間だけが過ぎてゆく。
なんか、気まずい…。
話題ないかな??
あっ、そうだ!!
「ねぇ、ジャックスって好きな人とか婚約したい人とかいる??」
「…、なんでそんな事を今聞くんだ。」
「いや、何となく。気になったからさ…。」
「まあ、一応俺だって好きな奴ぐらいいるよ。もぅ、18歳だしな…。」
「そっか。やっぱり、その人とは婚約したいとは思っているの??」
「まあな。」
「だよね…。」