王子と姫



ふとっ、ジャックスが何をしているかと考えてしまう自分がいる。


「はぁ…。」


またため息が出た。


幸せが逃げちゃう。


逃げちゃう前に、もう私は逃げているのかもしれない。



ジャックスから会いに来てくれる事は無いのかな…。


何てね、ある訳がない。


また一口、紅茶を飲んだ。


爽やかな風が、吹いていた。



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