王子と姫
俺は今あいつの屋敷にきている。
しばらく来ないので、心配になり。
いてもたってもいられず、来てしまった。
「来たわ良いもののどうすれば良いんだ…。」
いつもはあいつから来ていたから、俺は小さい時以来ここには来ていなかった。
どういうふうにすれば良いんだ。
普通に挨拶でもするのか。
俺は辺りを考えながら、うろちょろしていた。
「おぃっ、何してるんだ?」
「あっ、チル兄。」
チル兄とは、ココのお兄さん。
良く姉貴とチル兄とココと俺の4人で遊んでいた記憶がかすかにある。
チル兄は、男の俺から見てもカッコいいと思う。
頼りになる兄さん的存在だった。