王子と姫



走ってココの元にいったので息切れが多少ある。



ココは気持ち良さそうに、寝ている。



そんな姿をみて、うっとりしてしまう自分。



俺どんだけあいつに惚れてんだ??



もっと近くでみたくて、起こさないように静かに近づいてゆく。



「……綺麗。」



無意識のうちにその言葉がでた。


俺は少しの間、ココの寝る姿を見ていた。



ココの事を意識しはじめたのは、物心がついたころだと思う。



小さい頃からココは綺麗な少女だった。



明るい性格で周りからとても好かれていた。



< 30 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop