王子と姫
走ってココの元にいったので息切れが多少ある。
ココは気持ち良さそうに、寝ている。
そんな姿をみて、うっとりしてしまう自分。
俺どんだけあいつに惚れてんだ??
もっと近くでみたくて、起こさないように静かに近づいてゆく。
「……綺麗。」
無意識のうちにその言葉がでた。
俺は少しの間、ココの寝る姿を見ていた。
ココの事を意識しはじめたのは、物心がついたころだと思う。
小さい頃からココは綺麗な少女だった。
明るい性格で周りからとても好かれていた。