王子と姫
私は、姫としてのダンスのレッスンなどがある。
それもまたそれで、大変だけれど…。
「そっか。何か手伝う事ある??」
「いや、特に無い。あるとするならば…。」
「あるとするならば?」
「お前が俺の部屋から出て行く事だな」
「それは出来ない事だね!」
「…。勝手にしろ…。」
ジャックスは再び仕事を始めた。
ちぇっ、せっかくジャックスに会うために今日はやる事を全部予定よりも早く終わらしたのにな…。
しかも、一週間かんぶりに会うのに…、相変わらず冷たい態度をとるし…。