王子と姫



「それじゃ、私はこの後用事があるのでこの辺で。」


「はぃ。また」


軽く手をふった。


用事って、言うのはきっと将来ミラさんの旦那さんになるお方とお会いするんだな。



良いな…。


ミラさんとその男性のお方は、とても仲が良くてお似合いの2人だと周りの人達から聞いている。



私もジャックスとそんなふうに周りから言われたいな…。


でも、きっとそれは夢だけで終わるんだろうな…。



だって、ジャックスもそろそろ将来奥さんになる方と婚約をしていい歳。


私もいくつかの人から婚約とかそういう話がくるが、今は断っている。


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