はじまり
+記憶 春香side
私はこの1週間ずっと大河と話をしていた。
いつの間にか仲良くなっていた。
大河と私は付き合っていたらしい。
そんな事を聞いた。亜稀や有紗にもいろいろ聞いた。
私が記憶を失った事も・・・・・全て。
大河のことは・・・・・思い出せない・・・・。
そして1週間が経った。日の暖かい光のせいか眠くなってきた。
・・・・・・いつの間にか私は眠ってしまっていた。
「んっ・・・」
息が・・・苦しい。そう思って目を開けた。
そこには大河がいた。
「んーん」
苦しいあまり私は大河を叩いた。
すると大河は唇を離した。
「何・・・・?何でキスしたの??」
「春香が好きだから・・・・・」
そう言われた瞬間、頭の中に記憶が蘇る。
「大河・・・・またいきなりのキスだね」
「春香・・・・お前・・・記憶が!?」
「うん・・・・思い出した・・・・・・大河ぁ~私も好きだよ~」
泣きながら私は大河に抱きついた。