はじまり
―放課後―

私は亜稀達と学校を出た。3人で話していると、誰かが手を降っている。………大河だ。

「なぁ春香。あれ大河君とちゃう?」

「うん………亜稀、有紗、行こ!!」
「いいの?大河君ほっといて」

「いいの!!私にはもう関係ないもん!」
そして大河を無視して歩き続けた。

「あっ…ちょっ春香、無視すんなよ」

「ねぇいいの?春香ぁ…私達、先に帰ってるから話してきなよ」

「亜稀がそういうんなら…」
私は大河のほうに向かって歩き出した。

「何の用?」
冷たく私は言う。

「ゴメン!!俺が悪かった。ほんっとゴメン!」

「はぁ………もういいよ。叩いた私も悪かったし……痛かったでしょ?」

お人好しの私は意図も簡単に大河を許していた。

「い、痛くなんかねーし!!グーで殴られるほうがもっと痛い!!」

「…フフッ……」

「な、何笑ってんだよ」

「べっつに〜」




そのまま途中まで大河と一緒に帰った。

………やっぱり私…大河の事が………





"好きなんだ……"
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