コンビニラブ
それは、吉野からの電話だった。
「もしもし伸治くん?今どこら辺にいるの?」
唐突な質問に
「つばさ公園。アンちゃんも一緒だけど、あ、来たかった?」
呑気に答える伸治。
「じゃあ、まだ1時間はかかるかなぁ?」
「もう帰るトコ。どーかした?」
「今日、彼女と約束してなかった?」
「え?」
「さっきまでマンションの前に居たんだよ。連絡がとれないって、心配してた。」
「マジで?!やっばーい…」
伸治の慌てぶりに気付き、先に車内に乗り込むアン。
「あ、大丈夫。オーナーから聞いて、配達だって伝えておいたから!」
「!…?」
「ソレ聞いたら、仕方がないって言って帰って行ったよ。」
「ケータイ、クルマに忘れてて…そっか〜。」
「つーかさ、いつもオーナーに世話になってるとは言え、彼女との約束忘れちゃマズイんじゃね?」
「ハッキリしなかったんだよ!そのうち連絡くると思いながら…」
「うん、じゃ、電話してやったら?」
「そーだね。あ、ありがとう!上手いこと言ってくれて。」
「はいよ。じゃね」
聞こえてなくても、状況を察知したアンは
「ごめんなさい!早く帰らなきゃね。」
と、気まずそうな表情を浮かべた。
「もしもし伸治くん?今どこら辺にいるの?」
唐突な質問に
「つばさ公園。アンちゃんも一緒だけど、あ、来たかった?」
呑気に答える伸治。
「じゃあ、まだ1時間はかかるかなぁ?」
「もう帰るトコ。どーかした?」
「今日、彼女と約束してなかった?」
「え?」
「さっきまでマンションの前に居たんだよ。連絡がとれないって、心配してた。」
「マジで?!やっばーい…」
伸治の慌てぶりに気付き、先に車内に乗り込むアン。
「あ、大丈夫。オーナーから聞いて、配達だって伝えておいたから!」
「!…?」
「ソレ聞いたら、仕方がないって言って帰って行ったよ。」
「ケータイ、クルマに忘れてて…そっか〜。」
「つーかさ、いつもオーナーに世話になってるとは言え、彼女との約束忘れちゃマズイんじゃね?」
「ハッキリしなかったんだよ!そのうち連絡くると思いながら…」
「うん、じゃ、電話してやったら?」
「そーだね。あ、ありがとう!上手いこと言ってくれて。」
「はいよ。じゃね」
聞こえてなくても、状況を察知したアンは
「ごめんなさい!早く帰らなきゃね。」
と、気まずそうな表情を浮かべた。