コンビニラブ
アンの送りがある日は、
若旦那と伸治のシフトがチェンジする。
すると、
その日の生活リズムは完全に真逆となり、
早朝、部屋に戻ってから昼過ぎまで“おやすみタイム”になってしまうのだから、
由衣にとっても迷惑な話だった。
ピンポーン――!
正午すぎ、
由衣は伸治のマンションにやって来た。
「…はい…」
「伸ちゃん?あたし!」
「あー。どぞ…」
オートロックを解除すると、
そのまま、ドアの鍵を開けに行き、
すぐさまベッドに倒れ込む伸治。
ピンポーン!
「開いてるぞ…」
寝たまま、迎えにも出ずにいると、
由衣はドアを開け入ってきた。
「もうお昼だぞぉ。」
伸治の耳元で囁く由衣。
「ごめん。もう少しだけ眠らせて。」
「…あたしが来たのに、眠ってられるのかなぁ?」
眠気が覚めない伸治に、由衣は、容赦なく誘惑しかけてくる。
「ムリだって。マジで疲れてんだから…」
「どれどれ〜?」
今年の伸治の夏は、
熱く、過酷なものとなっていった。
そして、今まで経験も、
ましてや、
想像もしたことも無い出来事が、
伸治の身に降りかかることとなるのだ。
若旦那と伸治のシフトがチェンジする。
すると、
その日の生活リズムは完全に真逆となり、
早朝、部屋に戻ってから昼過ぎまで“おやすみタイム”になってしまうのだから、
由衣にとっても迷惑な話だった。
ピンポーン――!
正午すぎ、
由衣は伸治のマンションにやって来た。
「…はい…」
「伸ちゃん?あたし!」
「あー。どぞ…」
オートロックを解除すると、
そのまま、ドアの鍵を開けに行き、
すぐさまベッドに倒れ込む伸治。
ピンポーン!
「開いてるぞ…」
寝たまま、迎えにも出ずにいると、
由衣はドアを開け入ってきた。
「もうお昼だぞぉ。」
伸治の耳元で囁く由衣。
「ごめん。もう少しだけ眠らせて。」
「…あたしが来たのに、眠ってられるのかなぁ?」
眠気が覚めない伸治に、由衣は、容赦なく誘惑しかけてくる。
「ムリだって。マジで疲れてんだから…」
「どれどれ〜?」
今年の伸治の夏は、
熱く、過酷なものとなっていった。
そして、今まで経験も、
ましてや、
想像もしたことも無い出来事が、
伸治の身に降りかかることとなるのだ。