コンビニラブ
「ヒュ〜!」

「うん。コレもコレでいいんじゃね?」

「ホント!どちらかと言ったら、街の夜景かな?」

「あー。物に反射してる、こーゆー感じがね。」

「…この前の夜景、キレイだったよね…ホント…」

「それは良かった。」

「…」

「じゃあ、俺はそろそ」

「アキラがね、」

「ん?」

「連絡してきたの…“誰?アイツ”って。」

「…ふーん。気になっ」

「大切な存在だ!って言ったらね、」

「!」

「つきあってるのか?だって!」

「…」

「だから、良い友達で彼女がいる人だって話したの。そしたらね、“やり直そう”って言ってきて…」

「あらら。」

「あたしのことが、可哀相に思えたんだろうね。」

「?」

「片思いの相手に、振り回されてるって勘違いしたみたい!」

「うえっ!」

「同情されてるってわけ!あ・た・し!」

「あぇっ…て言うか、アキラって今、誰かとつきあってるんじゃなかったっけ?」

「すぐダメになったんだってさ。」

「…で?アンちゃんはどーなの?」

「どうって?」

「同情にしても、やり直そうって言われたんだろ?」

「同情なんて…」

< 118 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop