コンビニラブ
「はいはい。」
あまり相手にせず、
ペラペラとページをめくる伸治は、
こうして見ると、
ページごとに、様々な表情を浮かべるアキラを、
さすが人気急上昇中なだけある、
なかなかの“演技者”だと評価していた。
(これを好きなヤツが、なんで俺にキタんだ?)
不器用すぎる伸治とは、
比べるに値しない人物だ。
「あ〜!なんか余裕な感じ?」
由衣は、さっきの会話の続きをしていた。
「だって、相手は芸能人じゃん。」
「じゃあ、言っちゃおうかなぁ〜。」
「…何?」
伸治は、色々と聞いて知っているだけに、
アンのことを頭に浮かべていた。
「あたしねぇ。」
「うん。」
「ナンパされちゃった!」
「は?(なんだ、そんなことか)…はぁ?(つーか、そんなこと言うか?ふつう)」
「誰にだと思う?」
「え?俺の知ってるヤツ?」
「うん。伸ちゃんと一緒のバイトの子!」
「はいっ?!!マジで?!」
確かに以前、由衣の話をしていたし、
今、由衣とこうしているのも、
あの男がきっかけなワケで…
「あのバカ、なんか言ってた?」
「んとね!彼氏いんのかって聞くから、いるって言ったよ!」
あまり相手にせず、
ペラペラとページをめくる伸治は、
こうして見ると、
ページごとに、様々な表情を浮かべるアキラを、
さすが人気急上昇中なだけある、
なかなかの“演技者”だと評価していた。
(これを好きなヤツが、なんで俺にキタんだ?)
不器用すぎる伸治とは、
比べるに値しない人物だ。
「あ〜!なんか余裕な感じ?」
由衣は、さっきの会話の続きをしていた。
「だって、相手は芸能人じゃん。」
「じゃあ、言っちゃおうかなぁ〜。」
「…何?」
伸治は、色々と聞いて知っているだけに、
アンのことを頭に浮かべていた。
「あたしねぇ。」
「うん。」
「ナンパされちゃった!」
「は?(なんだ、そんなことか)…はぁ?(つーか、そんなこと言うか?ふつう)」
「誰にだと思う?」
「え?俺の知ってるヤツ?」
「うん。伸ちゃんと一緒のバイトの子!」
「はいっ?!!マジで?!」
確かに以前、由衣の話をしていたし、
今、由衣とこうしているのも、
あの男がきっかけなワケで…
「あのバカ、なんか言ってた?」
「んとね!彼氏いんのかって聞くから、いるって言ったよ!」