コンビニラブ
すると、もう一人の方が、レシートの裏に何やらカサコソと書きはじめた。


「はいこれ、あたしのケータイの!あとで送って!…忘れないでよ!」


あまりの積極的さに、
伸治はただ、渡されたレシートを見つめてるだけだった。


「じゃないと、いつもここ来ちゃうからね〜!」

「あぁ。合コンですよね。」

「それもだけど…」

「アキラって名前の友達いるけど、そいつ連れていきますか?」

「え?う、うん!しよ!合コン!」

「…じゃあ、連絡します。」

「オッケー!待ってま〜す!」

「じゃあね!また来まぁす!」


ギャル達は賑やかに出ていった。


そしてまた、店内が静まり返る。

でも、
寂しくなんか全くない伸治だった。
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