コンビニラブ
「ふーん。」
「なに?」
「ちひろ、逃がした魚は大きかったかもね〜。」
「…」
「そんなの気にしなくていーよ!」
「でも、」
「それよりも、檜垣とダメだった時、伸治くんのとこ、駆け込み寺にくるかもよ〜。」
「え。」
「女って、そーゆーもんだから!そん時のこと、考えておいたほうがイーかもね!」
「考えるって…」
「あたしはぁ……伸治くんの思ったとおりにすればイイと思うよ!」
「…(それはどっちに解釈すればいいんだ?さっきのキスは腹いせだったのか?それとも、同盟のような、なんだかの契約のキスのつもりなのか?ふたりは友達なんだよなぁ?)これだから女はコエ〜よなぁ。」
檜垣は何も言ってこないが、
ちひろからの電話で、
二人がどうなっているのか予想がついた。
ハッキリとは言わないが、
檜垣のことを、何気なく聞いてくるちひろは、
檜垣のタイプではなかったのだろう。
連絡先は教えていないようだ。
これに同情する伸治ではなかった。
かと言って、伸治を利用しようと企んでいるようには見えないちひろを
なんとかしてやろうとも思えなかった。
由衣の忠告があったおかげか?
でもその忠告が、自分に寝返ってきた時についてだと想定していたことに、少し恥ずかしい伸治だった。
「なに?」
「ちひろ、逃がした魚は大きかったかもね〜。」
「…」
「そんなの気にしなくていーよ!」
「でも、」
「それよりも、檜垣とダメだった時、伸治くんのとこ、駆け込み寺にくるかもよ〜。」
「え。」
「女って、そーゆーもんだから!そん時のこと、考えておいたほうがイーかもね!」
「考えるって…」
「あたしはぁ……伸治くんの思ったとおりにすればイイと思うよ!」
「…(それはどっちに解釈すればいいんだ?さっきのキスは腹いせだったのか?それとも、同盟のような、なんだかの契約のキスのつもりなのか?ふたりは友達なんだよなぁ?)これだから女はコエ〜よなぁ。」
檜垣は何も言ってこないが、
ちひろからの電話で、
二人がどうなっているのか予想がついた。
ハッキリとは言わないが、
檜垣のことを、何気なく聞いてくるちひろは、
檜垣のタイプではなかったのだろう。
連絡先は教えていないようだ。
これに同情する伸治ではなかった。
かと言って、伸治を利用しようと企んでいるようには見えないちひろを
なんとかしてやろうとも思えなかった。
由衣の忠告があったおかげか?
でもその忠告が、自分に寝返ってきた時についてだと想定していたことに、少し恥ずかしい伸治だった。