コンビニラブ

由衣は下に下りてきた。


「なに？」

「んー。ちひろちゃんのことなんだけど。」

「ふーっ。…聞いた！」

「やっぱり。だから最近、店に来なかったんだろ？」

「ちひろがあたしを避けてた理由が分かった。」

「避けてたって…言えよ〜、そーゆーことは！」

「だって、逆の発想なんか考えられなかったんだもん！てっきり、あたしに合わせる顔がないもんだと…」

「俺たち、目なんか合わせたっけ？」

「ちひろがアイツと楽しそーに話てた時、あたしはちょっと気になって見た気がする。」

「だよな。君だって、ヤケにでもなんなきゃ、俺にキスなんかしねーよなぁ。」

「エッチしなくて良かったね。」

「しねーよ！」

「…だよね？そーだよ！」

「なに？」

「でも、あの二人はエッチしたんじゃん！それってさぁ」

「相手が檜垣だもん。…あいつは獣だな。つか、俺が連れてったから」

「ちひろも悪い！」

「俺の責任だよ！」

「だったらどーする？なんなら…ちひろと？」

「そーゆーことじゃなくて！」

「言っとくけど、その気もないのに言い寄ったりしたら、あたし許さないからね！」

「…」

「ちひろはアイツが良かったんだって！同情なんかでつきあっても、うまくいきっこないんだから！」