コンビニラブ
「これからバイト?」
「いや!買い物に。」
「そんなに近いの?家!」
「あれ?言わなかったっけ?家、この上なんだよ。」
「え!」
「あ!でもそれ、ちひろちゃんには〜」
「ちひろ、しつこいの?」
「今は全然なんだけど…」
「…あたしには知られてもいいんだ?家!」
「つい、ポロっと。」
「ま、これでおあいこだね!あたしんちだってバレてんだから!」
「…」
「立場が違うか!」
「だって、爆弾とか仕掛けないでしょ?」
「あたしはね。」
「ちひろちゃんは…どんな感じ?」
「今はまだアレだけど、ま、そのうち、メールとかくるよ!いつものことだから!」
「いつも?」
「気が多くてね!モテるのも確かなんだけどさ!」
「…あ!アキラのドラマ、観ないの?」
「留守録してるから!」
「ロケ現場行った?」
「行った行った!」
「今日のシーン、俺の知ってるとこが使われてたよ!」
「マジ?どこ?!」
しばらく話し込んで、チューハイは伸治の手の中で温くなっていた。
あの日の返事も催促されることなく、
ロケ地を聞いた由衣は、今日の録画分を観るのを楽しみに帰っていった。
伸治も、胸のつかえが取れた気がしたようだった。
「いや!買い物に。」
「そんなに近いの?家!」
「あれ?言わなかったっけ?家、この上なんだよ。」
「え!」
「あ!でもそれ、ちひろちゃんには〜」
「ちひろ、しつこいの?」
「今は全然なんだけど…」
「…あたしには知られてもいいんだ?家!」
「つい、ポロっと。」
「ま、これでおあいこだね!あたしんちだってバレてんだから!」
「…」
「立場が違うか!」
「だって、爆弾とか仕掛けないでしょ?」
「あたしはね。」
「ちひろちゃんは…どんな感じ?」
「今はまだアレだけど、ま、そのうち、メールとかくるよ!いつものことだから!」
「いつも?」
「気が多くてね!モテるのも確かなんだけどさ!」
「…あ!アキラのドラマ、観ないの?」
「留守録してるから!」
「ロケ現場行った?」
「行った行った!」
「今日のシーン、俺の知ってるとこが使われてたよ!」
「マジ?どこ?!」
しばらく話し込んで、チューハイは伸治の手の中で温くなっていた。
あの日の返事も催促されることなく、
ロケ地を聞いた由衣は、今日の録画分を観るのを楽しみに帰っていった。
伸治も、胸のつかえが取れた気がしたようだった。