コンビニラブ
「なんで?」
「あたし、買いたいの見つけたから、コレは伸治くんにゆずるよ!」
「いーよ、別に俺。」
「だって気に入ったんじゃないの?ずっと見てたじゃん!」
「…買わないよ。まずあの部屋にコレ、合わねーだろ。(やっぱ感覚おかしいかも、こいつ。)」
するとそこへ、
「へー。伸治くんの家、行ったことあるんだ?!」
ふたりのやり取りを聞いていた吉野が言った。
「さっきから価値観も合うみたいだしねぇ」
「なに言ってんすか!一緒にしないでくださいよ!」
「それはあたしのせりふです!」
「まあまあ、そんなに否定しなくてもいーじゃん。まるで、真意をつかれたみたいにさぁ。」
「はぁ?!」
「は!!」
声が揃ったふたりに
「ほら、息もぴったりだ。」
サラッと言った吉野は、
ふら〜っとその場から離れて行った。
「なによ?」
「べつにナンも!」
そして二人は、それぞれ違う方向に歩きだす。
アンは迷いながらも、なんとかレジへと向かう頃、
吉野もついでに、組み立て式の棚を買っていた。
「今日の買い物、吉野くんが言い出しっぺ?」
「計画的な、ついでです。」
「うまいな〜。」
「伸治くんも、世渡り上手にならないと。ね!」
「努力してなれるもんですかねぇ?」
「あたし、買いたいの見つけたから、コレは伸治くんにゆずるよ!」
「いーよ、別に俺。」
「だって気に入ったんじゃないの?ずっと見てたじゃん!」
「…買わないよ。まずあの部屋にコレ、合わねーだろ。(やっぱ感覚おかしいかも、こいつ。)」
するとそこへ、
「へー。伸治くんの家、行ったことあるんだ?!」
ふたりのやり取りを聞いていた吉野が言った。
「さっきから価値観も合うみたいだしねぇ」
「なに言ってんすか!一緒にしないでくださいよ!」
「それはあたしのせりふです!」
「まあまあ、そんなに否定しなくてもいーじゃん。まるで、真意をつかれたみたいにさぁ。」
「はぁ?!」
「は!!」
声が揃ったふたりに
「ほら、息もぴったりだ。」
サラッと言った吉野は、
ふら〜っとその場から離れて行った。
「なによ?」
「べつにナンも!」
そして二人は、それぞれ違う方向に歩きだす。
アンは迷いながらも、なんとかレジへと向かう頃、
吉野もついでに、組み立て式の棚を買っていた。
「今日の買い物、吉野くんが言い出しっぺ?」
「計画的な、ついでです。」
「うまいな〜。」
「伸治くんも、世渡り上手にならないと。ね!」
「努力してなれるもんですかねぇ?」