コンビニラブ
最後にアンは、
星が見えなかったことだけを残念がりながら、
部屋へと帰っていった。
そんなアンが話していたことを、
もう一度、インターネットで検索してみると、
その言われ様に同情するほかにはない伸治。
すると、ふと目にしたページに、
アンの誕生日を見つけた。
(あれ!もーすぐじゃん!)
カレンダーを見て、指折り数えながら、
伸治は、何か思いついたようで…
次の日から
伸治は、その思いついた何かを実行していた。
何やら買い物に出掛け、
由衣からの電話の内容も、
分かっているのかいないのか…?
一つのことやりだすと、夢中になってしまうのが伸治の特性だった。
シビレを切らした由衣は、
とうとう、マンションまで押し掛けて来る始末だ。
「何コレ〜!?」
部屋に一歩踏み込んだ由衣の顔は歪んでいた。
それもそのはず、
工具やら導線やら、電気関係の細かい物が、あちらこちらに散らばっているのだから。
「ごめん。今こんな感じで…なんかあったっけか?」
「大学の課題か何か?」
「まぁ…そんなとこ。」
彼女のことを後まわしにして、
“友達のために”とは、
さすがに言えるはずがない。
星が見えなかったことだけを残念がりながら、
部屋へと帰っていった。
そんなアンが話していたことを、
もう一度、インターネットで検索してみると、
その言われ様に同情するほかにはない伸治。
すると、ふと目にしたページに、
アンの誕生日を見つけた。
(あれ!もーすぐじゃん!)
カレンダーを見て、指折り数えながら、
伸治は、何か思いついたようで…
次の日から
伸治は、その思いついた何かを実行していた。
何やら買い物に出掛け、
由衣からの電話の内容も、
分かっているのかいないのか…?
一つのことやりだすと、夢中になってしまうのが伸治の特性だった。
シビレを切らした由衣は、
とうとう、マンションまで押し掛けて来る始末だ。
「何コレ〜!?」
部屋に一歩踏み込んだ由衣の顔は歪んでいた。
それもそのはず、
工具やら導線やら、電気関係の細かい物が、あちらこちらに散らばっているのだから。
「ごめん。今こんな感じで…なんかあったっけか?」
「大学の課題か何か?」
「まぁ…そんなとこ。」
彼女のことを後まわしにして、
“友達のために”とは、
さすがに言えるはずがない。