あたしの好きな人はお兄ちゃんの友達
「愁ちゃん、ここに座って。」


そう言われて、座った椅子。


姫華ちゃんは、棚から数学の問題集を取り出してくる。



「あたしね、ここが全く出来ないの。」



そう言って、開けられたページ。



確かに、難しい問題。だけど、大学生しかも医大生の俺には、分かる問題。


俺は、姫華ちゃんに教える。




「ありがとう。愁ちゃん、めっちゃ教え方上手だね。おかげで、分かったよ。」


そう、笑顔で言う姫華ちゃんに俺は、ドキドキ。


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