ジャンク・ジャンキー
それから俺は
「ジャンキー」
と呼ばれるようになった。
俺の学校はイイ子ちゃんばっかだからな。
もっとワイルドな学校に行けば
こんなことにはならなかったかもしれない。
なんどこう思ったことだろう。
でも
「ジャンキー」
と呼ばれるのも悪くは無い。
それは彼女も同じようなあなだをつけられていからだ。
彼女は知らなかったが
俺は知っていた。
同じ時期に
同じような感じで
少し似ている名前を
つけられている
少女がいたことに─。