メトロポリタン・メロンティー・メロンシティ
奥で炬燵に温もりながら、トネさんはみかんを食べている。
日本で定番な風景。
部屋から音が漏れている。
たぶん、落語でも見てるのかな。
そんなトネさんに、玄関から話し掛けた。
「トネさん。この絵って、誰が描いたの?」
返事が返ってこない。
むしろ変わらず、トネさんはみかんを食べ続ける。
俺は少し声を大きくしていった。
ようやく、トネさんも気付いてくれた。
「はー……あー、それけぇ。隣の山岡さんじゃよ。」
そう言って、またみかんを食べ始めた。
絵に興味がないのに、これはなぜか気になった。
そうなんだと言って、俺はドアを閉めた。
ここに住んでる奴か。
うまいもんだな。
日本で定番な風景。
部屋から音が漏れている。
たぶん、落語でも見てるのかな。
そんなトネさんに、玄関から話し掛けた。
「トネさん。この絵って、誰が描いたの?」
返事が返ってこない。
むしろ変わらず、トネさんはみかんを食べ続ける。
俺は少し声を大きくしていった。
ようやく、トネさんも気付いてくれた。
「はー……あー、それけぇ。隣の山岡さんじゃよ。」
そう言って、またみかんを食べ始めた。
絵に興味がないのに、これはなぜか気になった。
そうなんだと言って、俺はドアを閉めた。
ここに住んでる奴か。
うまいもんだな。