メトロポリタン・メロンティー・メロンシティ
アパートに戻り、俺は階段を一段上がった。
ちょうどそのとき、一階の住民が部屋に入ろうとしていた。
そいつをチラリと見て、二段目を上がろうとした。
………あれ?
もう一度見たら、あのパンチ野郎だった。
「あっ、パンチ野郎!?」
奴もこちらに気付き、叫ぶように言った。
「あー、あんときのクソガキ!?」
まさか、同じアパートだったとは。
世の中って狭いよな。


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