メトロポリタン・メロンティー・メロンシティ
部屋に戻ると、ちょうど愛子も帰ってきた。
目が合い、少し緊張した。
「こ、こんばんは。」
愛子も軽く会釈をし、部屋に入ろうとした。
「あ、あの……」
つい呼び止めてしまった。
愛子は顔だけ出した。
「はい?」
特に用はないけど……
あっ、そうだ。
「メトロポリタンって知ってますか?美術館ですけど、興味とか。」
意外な返事が返ってきた。
「……あー、はいはい。一度、行ってみたいな。武器とか見たいな。」
絵画じゃなくて、まさかの武器ですか。
「武器とか、興味あるんですか?」
「仕事関係でね。」
仕事関係って、いったいなんの?
俺が聞いてみると、またしても意外な返事が。
「女王様、かな。エスエムくらぶの。」
そう言って、愛子は部屋に入っていた。
あー、そうなんですかと感じながら、俺も部屋に戻った。
………エッーー!!?


< 42 / 52 >

この作品をシェア

pagetop