いちごみるく
そしてそれと同時にはる君が私の肩をグイッと引っ張った。



そしてはる君にギュッと抱き寄せられる。



「いくら幼なじみだからって奈南を振り回すのは許さねぇ。」



そう言って新司がまた私の手を取る。



そしてはる君がまた新司から私を突き放す。



そのうちに2人が肩をつかみ合って今にも殴り合いそうな感じになった。



2人の周りには下校しようとしていた生徒がたくさん群がっている。



先生達も何人か止めに入ろうとしている。



「これ以上奈南を振り回すなよ!!」



「お前に何がわかんだよ!!」



2人の言い争いが続く。



そして...鈍い音が響いた。
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