いちごみるく
「もう!!じゃあ話始めるね?大ぃ~事な話だからね。」



はる君はそっと笑ってベンチを足の間にまたぐように座って、私の方に向き直った。



そしてそのまま私はそっと抱きしめられた...。



「いきなりだけどさ......」



このつづきを、はる君は私にだけ耳元でそっと囁いてくれた。



え...はる君...今...



何て言ったの...?



今...今...



「結婚しようって言ったの...本当?」



“結婚しよ?”



そう、はる君が囁いたこの言葉。



私が幼い頃から抱いてた夢を、実現してくれるこの言葉...。
< 131 / 135 >

この作品をシェア

pagetop