いちごみるく
「なぁ、お前彼氏いんの~?」


「は?」


校門を出て歩いていたところでそんなことを言われた。


さっきからいきなりすぎ...。


「関係ないじゃん...。」


「ふ~ん。いるんだ。」


「い...いない!!」



私がそう否定すると、新司は少し笑顔になった。


ん?なんで笑顔なのさ。


ほんと意味わかんないなぁ...こいつ。



それからも相変わらずな会話を繰り返し、やっと家の前についた。



「懐かしいな~ここら辺。」


そう言って私の家とその辺りを見回す新司。
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