いちごみるく
「なぁ~ど~なんだよ~?」



そう言いながらポケットに手を入れて体と顔を前に出してくる新司。



顔近い...近い...近い!!



そのうちに私は壁に追いやられ、新司が手を私の顔の隣についた。



「うっ...うるさい!!顔近いってっ!!!」



勢いよく私は新司の肩を突き飛ばした。



そのまま空き教室を後にして廊下を走った。





新司のくせに...なんなの!!



あんな顔近くされたら...誰だってドキドキするじゃん!!



心の中で悲鳴を上げながら私は教室に入った。
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