いちごみるく
どうするか迷いながら...私は教室を出ようとした...。



その時。



手をつかまれた。



...新司だ。



「待てよ。あの車...ハルカさんじゃね~の?」



新司が真剣な顔でそう言った。



「離してよ...。」



「どこいくんだよ?逃げんのか?」



逃げるって...



「そんなんじゃない!!」



そう言うと新司は、「じゃ、行くぞ」と言った。



そして手首をグイグイ引っ張られながら私はついていった。
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