§Cherish§
ゆっくりベッドから抜け出し、
下着を身に付けると、各務君の
傍に並ぶ。

各務君は、料理の手を止めず、
チラリと私を見ると、
『…そんなに腹が減った?』
と、クスッと笑った。

「私も…後悔してないから。」

各務君の目を、真っ直ぐに見て
言い切ると、
各務君は初めて手を止め、軽く
溜め息をついた。

そして、
『そんなカッコで言われたら、
 俺がどうすると思うよ?』
と苦笑した。
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