愛してよ。

「お前も由利と同じ高校に通ってもらうからなぁ。」

「あの・・・今の学校はどうするのですか?」
後、1週間で入学式だと言うのに雅弘さんから出た言葉にあたしは驚いた。 そして、どうして双子の妹である由利と一緒の学校にならないといけないのかぁ。

「お前がいい高校に通ったら、由利が可哀想だろ。身の程をしれ!?」

「っ・・・」
何も言い返せない。すべて事実だから。


「パパ〜!!ねぇ、早くいこうよ!?」
そこに双子の妹の由利の声が聞こえた。

「あぁ、今いくよ。」
優しい声で雅弘さんは言う。雅弘さんは由利を大切に思ってるから。
あたしと由利は違うんだ。
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