愛してよ。

「とにかく、お前の意見は聞かないからな!?」
そう言ってパンフレットをあたしに投げ付け、由利の待っている玄関に向かった。


あたしは、投げつけられたパンフレットをじっと見てるしか出来なかった。


遠くからは、由利と雅弘・・・父さんの楽しい声が聞こえて来た。


あたしは、重い足取りで自分の部屋にもどった。
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