again and again
1時間くらいで到着して、すぐに班行動になった。
私達は最初にジェットコースターへと向かった。
ジェットコースターは、10メートルくらいの列になっている。
「これ並ぶのー?」
短気の渚が憂鬱な表情をしている。
「皆で話してたら、あっという間だって!」
愛の言った通り、6人で話してたらあっという間に順番が回ってきた。
私の隣は愛。
ドキドキしながら、安全バーを下げる。
ドキドキ…
「怖いの?」
前の席に座ってる遥人が話しかけてくれた。
「うん…ちょっと…。」
「ははっだっせ~」
ドキッ
ちょっと馬鹿にしたような笑顔…
やっぱりカッコイイ。
ピロピロピロ~
ガタンッ
遥人に見とれるうちに、ジェットコースターは動き出した。
まだ心の準備出来てないのにっ!
カッカッカッカッ
どんどん高くなる。
あっという間に遊園地全体が、見渡せる高さ。
ゴクッと唾を飲んで、愛と手を握りあった。
その瞬間…
キャアーーー!!!
キャアーーー!!!
キャッキャアー!!
いやーーー!!
止めてーーー!!!
キャアーーー!
…………