キミの目に映るもの
窓際だと暇つぶしに外が見れるし、前には千夏がいるしっ
「最高じゃん…!」
「だねっ」
席を移動し終え、先生が話しだしたから早速外を見る。
三年は2階だから、目の前のグランドがよく見える。
すると、1時間目が体育のクラスがぞろぞろと集まってきた。
ん、5組…かな?
ちらりと時間割を見れば数学という最悪な文字。
いいな…体育。
そう思いながら見つめていると、じっとある一点を見つめて立っている男の子がいた。
見えるって言ったて、ハッキリとは男の子の顔は見えない。
だけど一つわかった事。
「片想い…してるんだ。」
彼の目線の先には、仲良しで有名なカップル。
なんとなくだけど、彼はきっと…あの子が好きなんだなって感じた。